今日はとても肌寒い一日となりそうです。
年末は宴席が多いせいか、タイドアップする機会が多いですね。最近は、オフィスではノーネクタイで、勤務時間が終了したあとの宴席でタイを締めなおすというシチュエーションも多いのではないでしょうか?
ところで、私は以前ラグビーというスポーツをやっていましたが、この時期の今日のような天気での試合は本当に最悪でした。試合中はアドレナリンが出ていて、寒いだの痛いだの感じないのですが、いざ試合が終わると本当に大変です。今でこそジャージはポリエステル製の軽い素材が主流ですが、当時は「ラガーマンは黙ってコットン100%」という時代で、雨や泥土を含むと物凄く重く不快で、脱いだりしまったりするのに一苦労した記憶があります。そして次にシャワーを浴びるのですが、そこで擦り傷への「沁み」との戦いが始まります。患部に泥土が付着しているので、放っておくと化膿してしまいます。そこで、「ラガーマンは歯を食いしばってゴシゴシタオル」というもうひとつの戦いをするわけです。
でも、痛く苦しいことばかりではありません。シャワーが終わると、温かい湯ぶねにつま先からゆっくりと入ります。肩まで浸かった後、カラダの芯からジンジンと徐々に温まっていく感覚は何ともいえません。まさに蘇生ですね。そして、クラブタイを緩めに締め、クラブエンブレムの入ったブレザーを羽織り、アフターファンクションが始まります。私がラグビーをやってきて本当に良かったなと思うことは、競技面での面白さの他に、タイトルにもあるような NO SIDE の精神と文化があります。試合中は敵味方に分かれ、それこそ生死とプライドを掛けた戦いを行います。しかし、いざ試合が終わると敵味方関係なく、酒を酌み交わします。あまり知られていないと思いますが、日本のラグビー界でも良い文化としてしっかりと実践されています。残念ながら、日本ではヨーロッパにあるような味のあるクラブハウスが少ないのですが、このようなコミュニケーションの場があるというのは素晴らしいことだと思います。また、そこでのブレザーの着こなしも楽しみの一つでした。トップとボトムはクラブで大抵決まっていたので、個性はシャツと靴と小物で表現していました。当時はシャンブレー地のシャツにデザートブーツの組合せが多かったですね。服やファッションは人生を回想する上でも欠かせないものなのだなと感じます。
ある意味、この季節の宴席もラグビーにおけるアフターファンクションと同じで、日ごろ利害関係のある方々とご一緒する機会も多いと思います。NO SIDE で楽しんでください。そして、ちょっと着る服にも気を使ってあげるとより一層楽しめるのではないでしょうか。
YOSHI